モンティ・パイソンの傑作コントに「ペンギンコント」というのがあります。
「ペンギンがいずれ社会の重要な地位を占めるようになる」という説を理路整然と展開していく愉快なコントです。
前提条件をねじまげたり論点をスライドさせたりして、とんでもない結論に持っていくというパターンは、モンティ・パイソンの十八番です。
ところで「前提条件をねじまげる」「論点をスライドさせる」というのは、まっとうで核心をついた意見を封じる時の常とう手段でもあるんですよね。
両者の共通点は非常に馬鹿馬鹿しいことをしているところにありますから、遠慮なく笑わせてもらうのが礼儀でしょう。
これらの手法が大活躍するのは腐った領域も同じ(笑)801の日にちなんで、本日は封神世界の恋愛事情を考えてみたいと思います。
801カップルを成立させようとしたときにジャンルを問わず考えてしまうのが、キャラクターたちが男男カップルをどう考えているかということです。その点を障壁として扱った時にはひとつのドラマになって面白いですよね。自分に都合よく妄想を進めるためにまるっとスルーすることも多々ありますが。
ただ封神の仙道たちに関しては、男男カップルへの壁がないパターンも結構自然じゃないかと思います。
まず封神の画面を見ている限りだと、仙界は女性人口が明らかに少なそう。人口が偏っていれば、きっと男男カップルも増えますよ。
それに仙道は生殖の能力や必要性をほとんど持っていないんですよね。男色をタブー視する最大の理由が取り除かれてしまったら、好きになる相手が男だろうと女だろうとさして変わらない気がします。
徒弟制を敷く仙界に結婚はそぐわないと思うのですが、実際に制度自体もなかったりしたらもう決定打じゃないでしょうか。
だから楊ぜんと太公望が執務室でキスしていたり、玉鼎の肩に太乙が頭を乗せて幼ぜんを見守っていたりしても、なんの不思議もないのですよ。
あの、遠慮なく笑ってやってくださいね!
この理屈でいくと人間界では男男に対する壁みたいなのがありそうですよね。
フツーの感覚でイチャイチャしている仙道たちに、姫発とか武成王が目を白黒させていたら微笑ましいです。
まあ楊太が人前でイチャついてびっくりされることはなさそうですが。師叔の照れ屋っぷり的に。楊ぜんはがっかりだろうなあ。
でも師叔のそんな奥ゆかしいところがちょいちょい皆からいじられていたりしたら、ご飯が美味しすぎます!愛され師叔万歳!
こんな記事のあとで恐縮ですが、拍手をたくさんいただきありがとうございます!!!
