泣いているきみのとなりに座って
ぼくはきみの胸の中の草原を想う
ぼくが行ったことのないそこで
きみは広い広い空にむかって歌っている
(中略)
きみの涙のひとしずくのうちに
あらゆる時代のあらゆる人々がいて
ぼくは彼らにむかって言うだろう
泣いているきみが好きだと
谷川俊太郎さんの「泣いているきみ」より抜粋。
この踏み込んでいかない感じ!それでいて寄り添っている感じ!
「先生、これってドドメのことですよね?」とうっかり聞きたくなるほどの符合具合じゃないですか!
ドドメはドロドロした部分を抱えているはずなのに、あくまでも透明でファンタジックです。
だから詩がよく似合う!
これから一週間ほど谷川俊太郎フェアを開催したいと思います。
今度は誰っぽい作品にしようかな~。
拍手ありがとうございます!一足早く春を先取りさせていただいている気分です!
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