いつのまにか王らしくなっていたという印象が強い姫発ですが、一番のターニングポイントを挙げるとしたら王太子戦だった気がします。
初めて見る戦場は、彼がやろうとしていることについて今までにないほど強烈な現実感を与えたと思います。
加えて、革命後に自分を支えてくれている仙道たちがいなくなってしまうということに気付いたことで、姫発は王として自分の力で国を率いく覚悟を決めたのではないでしょうか。
自覚の有無は別として、それまでの姫発はやはり太公望にかなり甘えていますから。
そして自分が大きく変わろうとする戦の最中に、太公望や飛虎の様子を慮ることができた(はっきりとはわかりませんが、飛虎が「太公望どのと太子たちはいったい・・・」と言っているシーンで姫発が気遣わしげに見つめているのは位置的に考えて飛虎でしょう)という時点で、姫発が王として大成することは決まっていたのかもしれない、とも思うのです。
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